今回、広東省に出張に行きました。
広東省広州はすでに真夏日で現地の人は女性はノースリーブ、男性は短パン姿です。
気温は35度。日本の7月、8月の気温です。
今回、火災で生産が止まっていた工場がやっと動き出したので、さっそく、オリジナルで作っているサポーターを作りに行きました。
2月、3月に完成の予定のものだったので、ずいぶん遅れてしまいました。
工場に着くとまだ、原料倉庫の焼け跡が残っていて、二階の原料倉庫から焼け残った糸を搬出しているようでした。
広州では現在、雨季で2日に一度雨が降りそのたびに搬出作業が止まってしまい思うように片付けが進まないようでした。
火災により自社製品の開発が遅れることがなによりショックで悶々とした日々を過ごしていましたが、現地に来てみると、工場の従業員の人達の寮も消火活動の影響で水浸しになり、住めなくなっていました。
そのため向かいの建物や近くの建物に一時避難して暮らしているようで、従業員の人たちのショックはもっと大きいだろうと考えると改めて早く元通りになってほしいと願うばかりです。
そのような中でも靴のアッパー素材の開発は着々と進んでいました。弊社の大きい釜径の編み機で編める素材を活かしニット素材のバレエシューズの試作品を作っていました。
出来上がるまでの過程のアッパー素材を手に取って、他にも何か作れるような気がするのですが、そんなに簡単にはひらめかないものです。
季節的なものなのか、どのお店もお店の前面は綿麻が多かったです。
世界の三大綿の新疆綿、エジプト綿、スーピマ綿のような高級素材はみかけることはできませんでした。
そのような特殊の綿は別注になるそうです。
麻だけを扱うお店を2件見つけました。
麻と言っても触ってみるといろんな手触りのものがあります。
機会があれば、素材や作り方にこだわった今までにない商品を作ってみたいです。 T.I