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AI。初めてこの文字を新聞で見たのはほんの2.3年前です。
その時は、見逃してしまうほど小さい記事でした。
AIが人間に碁で勝ったという記事だったと思います。
それ以前もAIがチェスの世界チャンピオンに勝利した。
また、AIが将棋でプロ棋士を破っていたようです。
しかし、チェスや将棋に比べて盤面がより広く対局パターン数が桁違いに多い囲碁において、AIが人の能力を上回るまでには、時間がかかると思われていたことから、AIによる囲碁の勝利は、AIが格段に進歩しつつあることを世に示すものとなりました。
それから、瞬く間に金融での導入によるフィンテックについての記事を見かけるようになりました。
AIの進歩は私の想像していたスピードをはるかに超えていました。

今では、ITの2強であるグーグルとアマゾンの2大AIの搭載を大手各社が表明した。
と、新聞の一面に出ていますた。
これは、AI産業革命とか第4次産業革命とか言われています。

金融の世界ではすでに今までの秩序は壊れ始めています。オックスフォード大学の調べで、将来消滅する確率が高い職業の上位50のうち9つが金融関連だそうです。
実際日本でもメガバンクが相次いて人員削減をしました。
繊維関係では、大手が在庫管理の上でAIとビッグデータを利用して、需要の予測をするという活用をし始めました。
これは販売数量が導入まえと変わらなくてもプロパー販売を向上させるという利点があり、賢く作って賢く売るということが可能になります。
また、売れ筋のデータや天候などのデータを入れて最適な商品をAIに企画させるという試みもあるようです。
この動きは近い将来、中小企業にも波及するでしょう。
その時、どこまでをAIにまかせて、どこまでを人間がするのか?まだ、どこの大手企業もその活用方法は手探りのようです。
ただ言えることは、社会や企業のしくみが大きく変わるということです。
AIの活用法と同時にそのような社会になった時に、どのような物が必要になってどのようなものが受け入れられるのかを考えていかなければならないと思います。