弊社の製品の輸入先は、大半が中国です。最近、値上げを要求されることが多く、原材料、人件費の値上がりが大きいのかと思います。
定番の商品まで値上げされ、それをお客様に転嫁できないので、苦しいところです。
直接貿易戦争とはかかわりなさそうですが、中国経済の動向とはかかわってきますので、米中貿易戦争も気になるところです。そこで、少しまとめてみます。
米中貿易摩擦は、3月から徐々に始まり、4月に対中大規模関税導入姿勢が示されました。
そして、いよいよ、
7/6 追加関税第一弾として、340億ドル相当の製品800項目以上に25%の関税を上乗せされたのです。
トランプ大統領は、「最初は340億ドルだが、さらに2千億ドル次は3千億ドルと増やす」としており、6日の対中制裁は特定の分野だけでなく、事実上国家を標的とする形で大規模に追加関税をかける極めて異例の措置と言えます。
対する中国側は、米国に関する報復関税について報道官の発言を淡々と伝えたとのことです。
しかし、米国の制裁対象340億ドルのうち、200億ドルは、外資の中国製品で米企業はかなりの比率を占めており、不利益を被るのは米国の方だとの指摘もあります。
互いの製品の輸入関税を引き上げ、二大経済大国は貿易戦争の局面に入ったと言えるのではないでしょうか。
輸出停滞や物価上昇がダメージとなりますが、トランプ政権は、好調な景気に自信を深め、持久戦を覚悟しているようです。
米中は、貿易不均衡だけでなく、ハイテク摩擦も抱えており、両国の衝突は、泥沼化するリスクもある中で、グローバルな影響も一層深くなると思われます。 M.T.
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