ここ最近は、温暖化の影響でしょうか、夏季に40度近い気温になることも増えてきました。
夏を涼しく過ごすためのアイテムが毎年、色々出回ります。

最近はSDGsの影響もあり麻の人気が高まっています。
麻は、天然繊維の中で非常に強く、水に濡れると強度が増すという特徴があります。
また、麻の特性からシャリ感があり、張と通気性が良く、天然繊維の中で最も熱の伝導性が大きいので、体温を奪って速やかに放熱させ、接触冷感 涼感を与えます。
水分の吸湿 発散が早く、汗をかいても、べとつかず、さらっとしています。

20220724麻の歴史は非常に古く、人類最古の繊維と言われており、日本では1万年前の貝塚から「大麻の縄」が出土しています。
同じ麻と呼ばれる繊維でも20種類近くあり、現在、日本の繊維製品で麻と表示できるのは、リネンとラミー2種類だけです。

リネンとラミーではその特徴は大きく異なります。比較的柔らかい風合いがあるのはリネンで、シワ感はラミーの方が強く、麻素材独特の光沢はラミーの方が顕著です。
このようにその特徴から使用目的や好みで使い分けが必要です。

なにか、麻素材の特性を生かした、暑い夏を快適に過ごせるような新商品を次年度に向かって企画できればと思っています。T.I