現在弊社は、秋冬物の受注を受け中国やベトナムの工場に発注を入れています。
中国は、地域、地区ごとにコロナウィルスの感染よりロックダウンが頻発しています。

最近、江蘇省江陰地区のロックダウンにより糸の染色工場や靴下工場、雑貨の工場が その対象にあり、心配しています。
2週間程度で解除されれば大きな支障は出ませんが、それ以上長引くと支障が出そうです。

上海のロックダウンも、もうすぐ2カ月になります。
上海周辺には、輸出されるはずのコンテナが数多く滞留し混乱しています。
今回の問題が解消するまでには時間がかかるそうで、この件でお困りの日本企業の方々も多いと思います。

というわけで、通常の生産期間の1.5倍から2倍の期間を見ておかないと納期が守れません。
また、早めに生産して出荷しできるだけ中国に置かない工夫が必要です。
そして、次の感染のピークに備えて生産地を分散させなければなりません。

その候補の一つがベトナムです。
とはいってもほとんどの原料は中国で手配されているので盤石ではありませんが、リスクの分散をせざるを得ません。

こういった活動にもかかわらず、原料高、円安という状況は、むしろ非常にワクワクするような環境です。
苦しくなれば苦しくなるほど、その企業や人間の本性や実力が試されると思いますので、会社が生まれ変わらなければ、次の時代に進めない試練ととらえてチャレンジしたいと思っています。
試練は、人を育て成長させてくれます。M.I