最近ニュースなどでRCEP協定の開始について報道されていました。
2022年1月1日から参加15か国でこの協定が発効されるという内容です。

よく聞くTPP協定は「環太平洋パートナーシップ協定」で日本・カナダ・メキシコなど世界12か国間の経済連携協定になります。RCEP協定は「東アジア地域包括的経済連携」で、日本・中国・韓国・ASEAN・オーストラリア・ニュージーランドなど日本の貿易に強く関係している国々との協定になります。アメリカがTPPから脱退しているため、現在の貿易額ではRCEPのほうがかなり大きな経済連携協定になります。

弊社のほとんどの商品はベトナム・中国から輸入しています。ベトナムと日本は二国間FTA協定を結んでいるため、関税はかかりませんが、中国から商品を輸入するときは、関税がかかります。このRCEP協定が結ばれると将来的に関税は撤廃されます。

弊社が多く扱っている靴下類は多くが6.6%の関税になりますが、調査したところ今後16年かけて関税をゼロにする計画で年間あたり約0.4%ずつ引き下げられるようです。
即時撤回のものもあるようですが、繊維や衣類は順々での引き下げで、時間がかかります。
しかし輸入申告時に税関へ提出する書類も増えるのは確実で、仕入れ先に原産地証明書のFORM や種類などを事前に調べて連絡し、スムーズな輸入手続きになるように準備したいと思います。